現状把握
あなたは、自分の借入総額を正確に把握していますか?
借金がある人の多くは、現実から目を背けたり、「将来の自分がなんとかしてくれる」と期待してしまう傾向があります。
「まだ10万円くらいだから大丈夫」「3〜5年後には給料も上がるだろうから返せるはず」──そう思いながら、根拠のない楽観で借入を続けてしまう人は少なくありません。
私自身もその一人でした。
将来の自分に期待して借入を重ね、気づけばどこからもお金を借りられない状態に…。
そうなる前に、まずやるべきことは現状の正確な把握です。
実際の金額を一覧にしてみると、頭の中で想像していたよりも多くて驚くはず。
「これって給料の何ヶ月分?」「これに利息もつくの?」と、初めて“現実の数字”として捉えられるようになります。
いくら返済しているのか・いつまで払うのかも見える化
余裕があれば、次の点もチェックしてみましょう。
• 毎月いくら返済しているのか
• いつ完済できる見込みなのか
こうして数字で見える化すると、「もう二度と借りたくない」という気持ちが自然に生まれてきます。
少額のつもりでも、気づけば返せなくなる──これは本当によくある話です。
借入を止められない人は、まず自分が現状を把握できているかを見直すことから始めましょう。
利息を「見える化」する
借金で最もネックになるのが利息です。
あなたは毎月いくら利息を払っているか把握していますか?

利息制限法という法律では、貸付額に応じて上限金利が15〜20パーセントに定められています。つまり、それ以上の金利が適用されることはありません。
実際には、消費者金融の平均金利は年3〜18%ほど。例えば私の場合、1万4000円の返済のうち、7523円が利息として消えていました。
そう──返済額のかなりの部分が利息なんです。
こうして「数字で見る」と、借入額の大きさに加え、利息の重さをリアルに実感できます。
「どうやって返していけばいいの…?」「こんなにもったいないことをしていたなんて!」そう感じるかもしれません。
でも、その感情こそが大事。その「危機感」が、借金体質から抜け出す第一歩です。
最後に
現実から目を背けず、将来の自分に過度な期待をしない。
そして、現状を正確に把握すること。実際に数字で見ると思った以上の借入額に驚く人も多いのではないでしょうか?不安になり、危機感を感じるかもしれません。
しかし、それでいいのです。身動き取れなくなる前に気がつけば大丈夫。
それこそが、借金返済の本当の近道です。
<借金がある人が1番最初にやるべきことまとめ>
• 毎月いくら返済しているのか、いつ完済できる見込みなのかを把握して、不安になること
・利息を見える化して、借入額に対して利息がいくらかかるのか知り、危機感を感じること
2025年10月現在


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